イナムラ歯科医院

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入れ歯ができるまでに時間がかかる?

こんにちは。イナムラ歯科医院です。
今回は高齢化が進む日本全体で大きな課題となっている”歯科技工士不足”のお話です。

歯科技工士とは?

入れ歯や詰め物を「作る職人さん」

歯科技工士は、患者さんのお口にぴったり合う入れ歯や差し歯、詰め物・被せ物を作る国家資格の専門職です。
診療室で型取りなどを行ったあと、そのデータをもとに精密な技工物を製作するのが歯科技工士の仕事です。

ところが現在、歯科技工士は年々減少しており、特に地方では若い後継者がほとんどいない状況です。さらに義歯(入れ歯)を作れる技工士に関しては高齢化に伴い激減しています。

技工士不足で起こりうるトラブル

歯科技工士が不足すると、被せ物や義歯(入れ歯)に関して次のような影響が出てきます。

● 入れ歯が完成するまでに時間がかかる

依頼が集中することで、製作にかかる日数が延びてしまう場合があります。

● 修理・調整にも時間がかかる

すぐに対応できず、患者さんが「使えない期間」が長くなる可能性があります。

● 地域の技工所が閉鎖されると、遠方への外注が必要に

運送時間や情報伝達のズレにより、ぴったり合わない・やり直しになるなどのリスクが増えます。

私たちイナムラ歯科医院の取り組み

当院では、こうした状況の中でもできる限り患者さまにご不便をかけないよう、以下のような取り組みを行っています。
• 信頼できる技工所との密な連携
• 技工指示書の詳細記載と技工士との直接対話
• 一人ひとりのお口に合う、丁寧な型取り・調整

入れ歯は“オーダーメイド”。だからこそ、時間と技術が必要です

入れ歯は、ひとつとして同じものがない完全オーダーメイドの医療機器です。
患者さん一人ひとりの口の中の状態に合わせて、医師と技工士が協力してつくる共同作品でもあります。

現在、歯科技工士の不足によりこの流れに時間がかかることがありますが、イナムラ歯科医院では“今できる最善”をご提供する努力を続けています。

まずはお気軽にご相談ください。あなたのお口の状態に合わせた最良の方法をご一緒に考えましょう。